島暮らしのリアル④|【三宅島】「わからないことは島暮らしの先輩に聞けば大丈夫ですよ!」…三宅村地域おこし協力隊OB 山内拓さん
このコラムは2024年8月24-25日に行われた「東京多摩島しょ移住定住フェア」にて、
東京愛らんど広報事務局スタッフが取材したものです。
このコラムは2024年8月25日「東京多摩島しょ移住定住フェア」(お台場)にて、東京愛らんど広報事務局スタッフがヒアリング取材したものです。
ほかの東京の島々とは違う、住宅事情
移住生活4年目の山内さんは千葉県出身。釣り目的で三宅島を訪れ、島民の方と交わした会話がきっかけで移住したという山内さん。お聞きする限り、三宅島と赤い糸で結ばれていたかのようにスルスルと引き寄せられるようにトントン拍子で移住に向けて進んでいった印象を受けました。他の島では苦戦することの多い引っ越し先、住居を見つけるのも三宅島では比較的容易いようです。
【山内さんに教わる、三宅島の家探し3選!】
①島内の不動産屋(三宅島内では1社)に尋ねる。月5万円~7万円程度の相場で一棟貸しを案内してくれることが多い。
②村営住宅の空室を探す。村営ということで、条件を満たしていればおおむね入居可能だそうです。
③知り合いのツテで探す。法人寮など。人手不足のため仕事と共に歓迎されるケースもあるそうです。
三宅島内はサークル天国!草野球チームも迷うほどある!
移住後は島内サークルである草野球と、地域の青年団に所属されているそうです。「仕事とは別に、顔を売るのも大事。」と、山内さんは語ります。しかし、サークルに所属して顔を売るよりも山内さんのことを島内に知らしめたのは、「車」だったようです。「移住してみたら、黄色い車に乗っているのは僕くらい、ほか大抵は白い車ばかりで、かなり目立ってしまいました。昨日、あそこにいたよね?などと声を掛けられるようになりました。(笑)」
・・・お写真を見せていただきましたが、火山質のこげ茶の大地に黄色い自動車。確かに目立ちます、いや、良い意味で「映え」ております!
三宅島はサークル天国で、全部で20以上もあるそうです。なんと草野球チームは8チームも!島内でリーグ戦もできそうです。
そして三宅島には公共施設としては日本最大級のボルダリング施設があります。ご本人からお写真をご提供いただきました!捕まる場所はたくさんありますが、勾配がかなり急です・・・!(汗)鍛えられそうです。
仕事以外の時間に、同じ趣味を共にする仲間がいて、気軽に相談できる環境があることは、島暮らしの精神的な支えになっているのだと思いました。
三宅島の島民は、都会暮らしの経験者であり、よき理解者である
笑顔でお話される山内さんでしたが、不安なことはないのかと思い、少し踏み込んで質問をさせていただきました。
「自然とともに生きていく力強い島であると同時に、住民として住み続ける上で、自然の脅威に不安を感じることはないのか。」と。
山内さんは、それでも笑顔でした。
「怖がり過ぎないことが大事だと思っています。」と。
「防災意識は高いと思いますけれどね。三宅島の先輩島民は、噴火による全島避難があり、4年半本州(都心)で過ごしているため、都会育ちの人の気持ちもわかってくれている印象です。台風など荒天で何日も船(物資)が来ない時は、大丈夫か?食べ物あるか?ご近所さんが気にかけて下さったり、日々先輩方に助けられています。」
そして、おすそ分けのひとコマを見せていただきました。
1番小さいのがムロアジたち。青い線が入っている中くらいのがツムブリ。一番おおきなものがヒラマサの尻尾!尻尾だけでもかなりの肉厚ですね。どんな風に調理して頂くのかを伺うと、お刺身が多いそうですよ。ご本人調理&ご提供写真、わぁ!と思わず歓声が上がってしまいました。とってもおいしそうです!
山内さんの島暮らしエピソード、いかがでしたか?
とても充実した毎日を送っていらっしゃることが伝わってきました。三宅島の島暮らしに興味を持たれた方は是非、移住体験会などに参加してみてくださいね。
過去のインタビューは下記からご覧いただけます✨
島暮らしのリアル①│【利島】子供たちが“故郷は利島”と言える環境を守りたい はこちら
島暮らしのリアル②|【利島】30代でわかった島時間の過ごし方、暮らし方 はこちら
島暮らしのリアル③|【大島】地域おこし協力隊員の“次”を見据えて移住する! はこちら
参考リンク