八丈島の切葉コサージュ作り体験会 イベントレポート&移住定住・保育士募集相談会
3月14日(金)・15日(土)の2日間、アンテナショップ「東京愛らんど」情報発信スペースにて、「切葉生産日本一!八丈島の切葉コサージュ作り体験会」が開催されました。
当日は、船舶利用者のほか、在勤の方やファミリー層など幅広い年齢層の方々にご参加いただき、2日間で大勢のお客様にご来場いただきました。

温暖多湿の八丈島が育む切葉(きりば)は、「フェニックス・ロベレニー」、「ルスカス」、 「レザーファン」の3つのことを言います。
八丈町には「ロべレニくん」という公式キャラクターもいますよね!(@hachijomachi)
■フェニックス・ロベレニー
八丈島では古くから花卉栽培が盛んでした。その中でも全国シェア90%以上を誇るのがフェニックス・ロベレニー、通称「ロベ」は東南アジア原産のヤシ科の常緑低木です。
八丈島に「ロベ」の種が入ったのは大正時代と言われています。
柔らかく光沢のある緑色の葉が幹から広がり、成木は鉢物として人気があり、切葉は花束や生け花用の添え葉として用いられています。
■ルスカス
ユリ科の常緑低木で、原産地は南欧とされています。
収穫後の日持ち性に優れることから、生け花などの添え葉として需要が拡大しています。
■レザーファン
常緑性のシダ植物の一種です。添え葉として花束や盛り花、フラワーアレンジメントなどに使われています。
国内使用量の7割ほどは外国産ですが、東京では伊豆諸島でハウス栽培が行われ、質の高さで人気があります。
/出典:八丈島農協
この3つの葉は令和4年度の統計で八丈島の出荷量は日本一を誇ります。
以前と比べると生産農家も大きく減る中で、残された生産者が頑張って今に、八丈グリーンを繋げています。
東京愛らんど広報スタッフも切葉コサージュ作りを体験しました!
ヤシの木の仲間であるロベレニの葉を使い、三つ編みに挑戦。しっかりと編み込むか、ふんわり仕上げるか、好みに応じて調整できます。今回はふわっとした形に仕上げ、切葉や切り花と組み合わせて、存在感のあるコサージュが完成しました。
当日八丈島産のものは以下を使用しました。
・花:サンダーソニア
・切葉:ロべ/ルスカス/レザー


上記写真のオレンジ色の提灯型のお花を「サンダーソニア」と言います。
一属一種の原種で、南アフリカ原産のイヌサフラン科の球根植物です。
1851年にこの植物を発見した、初期のナタール入植者、ジョン・サンダーソン氏にちなんで名づけられました。
/出典:多花園
花言葉は「望郷」「祈り」「愛嬌」。
見た目の通り、とても温かい意味のある素敵なお花です。
切葉の編み方や切り花との組み合わせ次第で、雰囲気が変わるので沢山作りたくなりました!

切葉は年月が経っても、こんなに綺麗な色に変化するそうなので、インテリアなどにもおすすめです!
~会場内の様子~


毎年人気の八丈島のイベント「八丈島フリージアまつり」が今年も3/22(土)~ 4/6(日)で開催中です!花や葉が豊かな八丈島でぜひ自然に触れて、素敵な春を感じてください。
また、同会場では「移住定住・保育士募集相談会」も同時開催されました。


相談会の担当者、田中栄一さんは昨年、都内(内地)から八丈島へ移住し、現在は八盛隊(八丈島地域おこし協力隊)のメンバーとして二拠点生活を実践されています。お話を伺うと、八丈島は子育て世帯の移住先としてもおすすめとのこと。病院や公共施設がコンパクトにまとまっており、大自然の中で安心して子育てができるよう、さまざまな支援制度が整っているそうです。
八丈島の花卉栽培の就業体験に参加し、八丈島に移住された方もいらっしゃいます。
移住に興味がある方はぜひ以下の動画もご視聴ください!
島文化に触れると新たな発見があり、中々触れることのない新しい環境も楽しめます。島くらしについてもご検討いただければ幸いです。
また東京都島しょ振興公社では今後も移住や就業に興味がある方に向けて企画をしていきますので、ぜひチェックしてください。